12月 16, 2019

チャーガは急速に世界で最も人気のあるスーパーフードの一つになり、数々の効果があることから代替医療が好きな人達に支持されています。元々はアラスカやシベリアの先住民が民間療法として使用していましたが、今日チャーガを使用している人達は、病気との戦い、若返り、がんとの戦い、消化器系の健康改善など、様々な効果があることを使用する理由として挙げています。使用している人達が言う、大げさに聞こえるチャーガの効果に関する学術的な研究は行われているのでしょうか。

チャーガに関する研究は行われています。チャーガが学術の世界で知られるようになって間もないですが、科学者や研究者が、効果に関する様々な研究を既に行っています。
科学的に効果を立証する決定的な結論にはまだ至っていませんが、チャーガを使用している人達による様々な証言に重点を置いた研究が行われています。ここからは、チャーガに関する興味深い学術論文をご紹介します。

チャーガに関する興味深い学術論文

チャーガは何世紀にもわたってロシア文化の基盤を形成してきましたが、本格的な学術的研究が行われたのは20世紀後半になってからのことです。ソビエト連邦は、チャーガが持つとされる効果を多くの研究を通じて確認した一方で、1960年代に出版されたアレクサンドル・ソルジェニーツィンの小説『ガン病棟』では、ソビエトのがん診療所で用いられていた一般的な治療法が描かれていたことから、西側諸国の人のチャーガに対する関心に火がつきました。

チャーガにはかなりの抗がん作用があることが三つの研究で示唆されています。最初の研究は2015年に行われたもので、チャーガがβ-カテニン経路の機能を阻害して細胞の複製を防ぐことで、大腸がん細胞に抗がん作用を示すことが分かりました。また、2011年の研究では、肺がん細胞に対しても同様の効果が見られ、肺がん細胞の増殖を止め、腫瘍の成長を遅らせることが分かりました。2014年の研究 では子宮頸がん細胞に対しても同様の効果が見られました。

2016年の研究では、チャーガがどのようにがんと戦うのかについて、さらに詳しく調べられました。研究結果の中には、チャーガが免疫系を刺激し、がんに感染している領域ではより反応性を高め、他の領域では有害作用を和らげられるようにする効果があります。
研究ではまた、チャーガに含まれるトリテルペンという化合物に抗がん性があるという結論に至りました。行う研究がまだたくさんありますが、予備段階の研究には、がん治療に活用できるというチャーガの評価を裏付けるものがあります。

2013年に行われた二つの研究は、チャーガの抗ウイルス性に焦点を当てたもので、チャーガが昔から風邪やインフルエンザの治療に使用されていることから、これは興味深い点です。最初の研究では、チャーガがウイルス性の糖ペプチドを攻撃し、細胞膜の融合を止めることで、単純ヘルペスウイルスの細胞侵入を防げることが分かりました。マウスを使った二つめの研究では、ヘルペスに感染したマウスにチャーガを摂取させたところ、症状が重症化しなかったことが分かりました。

チャーガの炎症に対する効果については、これまでに二つの研究が行われています。2013年に行われた最初の研究では、チャーガを摂取したマウスが、アレルギー物質を使用すると引き起こされるアナフィラキシーショックを回避できたことが分かりました。2015年に行われた二つめの研究では、マウスにチャーガを摂取させたところ、浮腫と痛みの両方が和らいだという結論に至りました。また、この抗炎症作用は、チャーガが亜酸化窒素の発生を抑制した結果であると結論づけられました。。

チャーガをこよなく愛する人達が口を揃えて言うチャーガの効果の一つが、消化の改善で、これを裏付ける二つの研究があります。2016年に行われた研究では、腸の炎症を抱えていたマウスにチャーガを使用したところ、浮腫みや粘膜損傷が和らいだことが分かりました。2017年に行われた研究では、膵炎を患ったマウスにチャーガを使用したところ、体重と細胞が減少しました。

2011年に行われたある研究では、チャーガの抗酸化作用が分析されました。この研究では、チャーガキノコの子実体から多糖類を分離したところ、多糖類に白血球細胞の免疫調節作用があることが分かりました。また、チャーガの子実体には、キノコの硬くて丈夫な外皮である菌核よりも高い抗酸化物質が含まれていることが示唆されました。

チャーガを使用している人達の中には、チャーガが体重の減量に効果があると言う人がいます。肥満のラットを対象とした2015年の研究では、チャーガがラットの体重を抑えるのに役立ったものの、効果は取るに足らないものであったことが分かりました。チャーガは、現時点の健康的な生活様式を高めるのに役立ちますが、体重の減量効果はまだ確認されておらず、おそらく関係ないと思われます。

最後に付け加えると、チャーガの使用に伴う副作用の可能性に関する研究は数多くあります。 2014年に行われたある研究では、肝臓がん治療の目的でチャーガを大量に摂取した結果、腎臓結石を発症した日本人女性に焦点が当てられました。 2006年の別の研究では、チャーガが血小板の機能を阻害する可能性があり、抗凝固剤を使用している人に支障をきたす恐れがあることが示唆されています。最後になりますが、2014年の研究では、糖尿病患者の中には、チャーガを使用することで低血糖を誘発する可能性のある人がいることが示唆されています。

まとめ


チャーガには、アラスカやシベリアの先住民の間で民間療法としての長い歴史があるとはいえ、このキノコについてはまだ知られていないことが沢山あります。チャーガに関する大規模な学術研究が始まったのは20世紀後半のことであり、効果に関する多くの証言がまだ検証されていない、あるいはせいぜい推測に過ぎないというのが現状です。

今後数年の間に、チャーガに関するさらなる研究が行われ、様々な効果の真偽がきっと分かることでしょう。現在の学術研究では、抗ウイルス性、抗がん性と抗炎症作用などの効果が確認されています。チャーガにご興味があれば、現存する学術の文献に目を通し、チャーガが自分に合っているか調べると良いでしょう。


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